小さい頃は見えた世界 今は違う色のように
会いたいというよりも「つながりたい」が正しいんだけど「会いたい」という語意も含まれるので書いてみる。すごく個人的なことで、私がいま「会いたい人」についての話です。本当にただただひとりごと。
「あの人いまどうしているかな…」とふと考えてしまうことってないですか。ありますよね。私もその日そういう思いにとらわれて、そして仕事の休憩中になにげなく検索して見つけてしまったのだ。
見つけたときには我が目を疑った。
だってそれは私がはるか昔に設置したBBS*1で、そこにとても懐かしい人が私宛に書き込んだメッセージがあったのだ。カキコ*2の日付は今年の2月、最近じゃん!
何がすごいかって、そのBBSを設置していたホームページ(2007〜2008年くらいによく更新していた)はもう跡形もないというのにその人は検索してBBSに直接たどり着いてくれたこと。存在を忘れかけていたBBSに私もたまたまたどり着いて、偶然その書き込みを見つけられたということ。そしてその懐かしい人というのが友人というジャンルでは到底括れないような相手だということ。
友人じゃないなら何なんだよと自分でもつっこんでおりますが、よくよく考えてみても友人と呼ばせてもらっていいのかというのが正直なところで、憧れの人であり、私に自信をくれた人。そしてかつて相棒になってくれた人。
カキコを見つけたとき、うれしさと驚きとでフリーズした。
2月の書き込みだしもう見ていないかもしれない。その可能性は大いにあったけど興奮と懐かしさが勝って即座にレスをした。
即レスした後もしばらく興奮さめやらず、数時間後やっと冷静になってみてふと考える。……あれ、本人だよな? 昔友人だった人や当時を知る第三者があのBBSの存在に気づいて冷やかしでカキコしたという可能性もよく考えたら否定はできない。。昔はなりすまして嫌がらせなんてこともよくあったからなー
……と考え得るくらいの大きな存在の人なのです、その相手は。
その人は、自分がまだ高校生だったころにネット上で知り合いました。というかその人の作品が大好きで一方的に私がその人のHPに足繁く通っていたのだった。さらにその後いろいろあって、いっときだけ一緒に創作活動をすることになった相手なのだ。
彼女は当時大学生。自分の作品を素材として無料配布する個人サイトを運営していて、その人の作品はその界隈ではかーなーり人気だった。多くのHPにそのサイトのリンクが貼られていた。素材の人気だけにとどまらず、作品は形になって多くの人がそれを求めたものです。
●●といったらこの人!ってくらい有名で人気の作り手さんだった。だから当時そんなすごい人が私を見つけてくれたことが、私を創作のパートナーに選んでくれたことが、本当に奇跡的でうれしくて、天にも昇る心地だったんだよね。若すぎた私は図に乗ったりもしたことでしょう。
結局その創作活動は、相手の就職や私の迷走により続けることが困難となり終わらせることになったのだけど。住まいは新幹線の距離で離れており、顔を合わせたのは1度だけ?2回あったかな?ってくらい。
ただその活動ができたことはとてもうれしく、楽しく、その後も私の自信になりました。10年以上も前のことです。そのときに発表した作品の数々は、幼いながらもそのときの精一杯をつめこんだ大切なもので、いとおしくてしょうがないんです。
そんな人が私宛にメッセージを残してくれていた。そしてそれを運良く発見できた。カキコが本人かどうか という話に戻すと、私は本人だと思うことに決めた。私のレス届くといいな。そしてあわよくばもう一度つながれたらうれしい。インターネットのすみっこで起こった、私だけがうれしかったそんな出来事。
レスがその人に届いてつながることができたらまた報告します。届け…!
ちなみに私のHP遍歴は自分でも覚えていないくらいで、場所を変えときに名を変えいろいろとやってきました……。覚えているのだけでこんな感じ。
魔法のiらんど(複数)→ジオシティーズ→2Style.net→mixi→ジオシティーズ→JUGEM→Facebookやインスタ・・・and more!
我ながらどれだけネット上に拠点構えてんのって感じでテキストも絵も写真もいろいろ吐き出していたわけなんですけど、今となっては残念ながらそのほとんどが黒歴史です。(ただ黒歴史といえどそのときどきで出会えた人たちはかけがえのない存在で、今も交流がある人も何人もいて、黒歴史といふものも悪いものではない)
特にmixiにいたあたりは高校〜大学時代で、並行していろいろやっていたなぁ。なぜならオンでもオフでもいろいろあって用途に応じた吐き出し口が必要だったからです……。mixi、相当久しぶりにログインしてみたいんだけどIDである当時のガラケーのアドレスなど覚えているはずなどないのであった。
社会人になってだいぶネットでの人格も落ち着くようになりましたが(遅いか)、ただ落ち着いた後についふとエゴサして高校・大学時代の残骸を見つけたりするともうヤメテエエエエエエごろんごろんごろんとなっていたレベルで恥ずかしい過去です。よくあんなものを世界に向けて発信していたな!厚顔無恥!バカバカ!今現在はあらゆるワードの組み合わせで検索かけてみてももう全然ひっかからないんで少し気持ちが軽くなりました。ジオシティーズが昨年サービス終了したことで黒歴史は無事成仏したみたいです。ジオシティーズはインターネット遺跡。
当時を振り返るとよくまあそんなに書くことあったわねってくらいテキストを量産していて、それは今の自分にはないパワーと熱量で、思い返すとちょっと眩しい。今よりもはるかに饒舌に多角的にいろんなことを考えられていた若かりしあの頃。
その反動で今はこのような毒にも薬にもならないブログをやっているわけですが。(このブログを読んでいる夫からは「なんの事件もオチもないブログだよね」と言われる。知ってる……orz)
今週のお題「会いたい人」