おうちライフ

都内在住30代。共働き子なし夫婦の嫁が送る、気ままなおうちライフ

図書館との付き合い方、これまでとこれから

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引っ越し先の土地で、図書館の登録どうしようかなと悩んだけれど、結局図書カードを作りにいってきた。

前住んでいたところは徒歩2分くらいの超好立地に図書館があって、しかもすごく潤沢な予算のなか運営されているような素敵な施設で、毎週変わる特集コーナーも大好きだった。実際に「いつも楽しみにしています!」って図書館員の方に伝えたこともある。
予約は毎回していたし、その素敵な特集コーナーのおかげでいつも予定外の本まで借りてくることになる。料理の勉強をちゃんとしたいな、と思ったのもその特集コーナーのおかげだったと思う。あの環境で育つ子どもは幸運だな。本当に図書館の鑑のような図書館だった。

家からすぐ近くだったこともあって、本もCDも雑誌もバンバン借りられた。夜も遅くまで開いていたし、返しにいくのも楽だった。
FPの勉強でも、その図書館の勉強スペースには本当によくお世話になった。まわりに勉強している人がいる環境は、非常に集中できるのだ。

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引っ越しの条件として、個人的には「図書館が近いこと」を上位にしておきたかったけれど、その他の希望を叶えるために諦めた。「駅が近い」「夫の会社が近い」「買い出ししやすい」「動物病院が近い」「サイゼリヤがある」「公園や小学校が近い」これだけそろっていたら、それ以上のわがままも言えない。

それで肝心の図書館はというと、自転車で7分くらいの場所に2館あることがわかった。
遠くはないのだろうけれど、決して近くはない。前が徒歩2分だったからなおのこと遠く感じる。前のように会社帰りにふらっと予約していた資料を取りに行くこともできない。
というかうちの周り、小学校もあるのだから近くに図書館があってもいいのになぁ。

 


私にとって図書館は、居場所がない自分の「逃げ場所」だった。
「本が好きだから」図書館が好きだと大きな声で素直に言えたら自分的に理想的なんだけど、本当は、そういうわけじゃないからしょうがない。驚くべきことに小さいころからそれは変わらない。

さいころは母子家庭で母とふたり暮らし。
うまくできないとビンタと怒声が飛んでくるスパルタなピアノ練習が嫌すぎて、よく図書館に逃げていた。
そのときは「図書館に行く」「勉強する」「本を読む」といえば、母は許してくれたので、それが練習をさぼるための免罪符だった。だから本当にそうせざるを得なかった。未就学児のころからそうだった。
のちに図書館逃避だけにとどまらず本格的な家出少女と化すんだけど、それはまた後の話。

母が再婚して父と弟妹ができて、新しい家族がうまくいかなかったとき、私はやっぱり図書館にいた。
その図書館はそれまでの図書館の規模をはるかに上回っていて、単純に蔵書数やAV資料が充実していることにうれしくて、楽しくて通っていたところもあるけれど。
楽しい、図書館楽しい、本読むの楽しい、家よりずっといい。
私が大きくぐれないで済んだルーツは、ここかもしれない。

少し飛んで、高校を中退したときも図書館にいた。
高校時代の私は、手足が冷えたまま明け方布団に入り、朝起きても手足は冷えたままだった。統合失調症だったのだと思う。
高校の人間関係がつらかった。家も嫌いだった。でも居場所がなくて、しばらくは部屋に鍵をかけて引きこもっていた。
でも私には年の離れた妹がいて、ソイツ(当時5歳)があらゆる手法で部屋に侵入してきた。鍵をかけても開錠されるし、ある日カーテンを開けて窓に妹がはりついていたときはのけぞるくらいたまげた。
今思えば笑っちゃうエピソードだけど、当時はひとりになりたくてしょうがなかったので妹の行動も鬱陶しさしかなくて、どうしたかというと図書館に逃げた。

大学時代は、学費を稼ぐための掛け持ちアルバイトのせいで、朝起きられなかったりシフト入れたりで本末転倒な学生生活を送っていた。夜明け前の早朝は漫画喫茶で、夜は固定シフトで入れるショップ系を夜まで。休日は割のいいイベント系とか。労働時間を増やすべく、単純に睡眠時間を削って本当にバイトばかりしていた。大学の勉強もそんなに好きじゃなかったし。
でも起きられない・行きたくないっていう惰性に打ち克つために、私は大学のそばにある図書館を利用することにした。
本を返しに行かないといけないからついでに大学に行くし、空き時間にはずーっと本が読めたし(なんなら大講義室で行われるような授業中にも……)、大学近くの図書館には非常にお世話になった。図書館がなかったら間違いなく卒業が危うかったと思う。

 

そんなわけで、昔からよく本を読んだ。図書館に入り浸っていたから自然とそうなった。

今は、私にとっての図書館は「逃げ場所」ではないと思う。
大人になって趣味嗜好も変わってしまったり、仕事の課題図書にアップアップしていたり、kindleとの併用に悩んだりしたこともあって、以前ほど本を読まなくなってしまっていて、立地的に図書館行くかな?しばらくいいかな?って思ったりもした。
でも、インプットを増やしたい・さまざまな文章に触れたい・いつのまにか出ていたあの作家の新作が読みたいっていう欲が今とても旺盛な状態なので、このたび新しい土地で図書館登録してきたのでした。初めて行く自治体の施設なわけだからいろんな空気があって他と一緒なんてありえないけれど、行ったらやっぱり図書館の空気だった。大好きな空気。なくては困る場所。

立地的には前ほどバンバン借りられないから、厳選して3~4冊だけ借りてくることにしようと思う。
あとなるべく読んだ本の備忘録を残そうと思う。(これが一番ハードル高いな!)

 

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図書館に行くときの恰好に我ながら笑ってしまった。右足w

引っ越しのとき、これからは前ほど日常的に自転車に乗る機会がなくなりそうだったので、うちに3台あった自転車のうち私のシティサイクルを手放した。今は夫のクロスバイクを引き継いで乗っているんだけど、これ系の自転車ってチェーンカバーがないので乗ってると右足が油で汚れるんです。写真は、汚れ防止の裾バンド。
裾バンド、これからは図書館行くバッグに常備しておかなくちゃ。図書館行く日はクロスバイク乗るからスカートもはけないなぁ。そもそも写真みたいなガウチョ的なワイドパンツ系もギリギリアウトだなぁ。萎え~

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