1年間洋服を買わないチャレンジ
3月に引っ越しをしたのだが、そのときあまりの物の量に心底びっくりした。
転居を機に断捨離も決行してみたものの、引っ越し準備との両立はなかなかに大変で、結局土壇場になって、「段ボールに入りきらない物のなかでそんなに使っていなかった物」を捨てるだけに留まってしまった感もある。
ショッピングが趣味というわけではないし、なんならファッションビルよりスーパーの方が好きなくらい。そんなにたくさん物を持っているつもりがなかったのに(むしろ持っている物の量は少ない方だと思っていたくらい)蓋をあけてみたらたくさんの物に囲まれていた。
これ、無自覚なだけキケンなのでは⚠️
ということで、手始めに「1年間洋服を買わないチャレンジ」というのに挑戦してみようと思い、実は2月から密かに継続している。
この「1年間洋服を買わないチャレンジ」は美容室の雑誌で知った。
イラストレーターでファッション大好きな松尾たいこさんが上記のファッション断食体験をしたのを機に、「自分もやってみた」というスタイリストさんかメイクさんのコラムを読んだんだったかと思う。
断食とか断捨離とかその類の言葉に弱く、すぐにググった。
このチャレンジ、まず前提として、服が大好きで、クローゼットがはち切れんばかりになるまで買ってしまう人が挑戦することに意義があるものだと思う。そういう人が、持っている服で着まわしを楽しんだり、新しい組み合わせを発見したりする余裕をもつのに非常に有効な手立て。
そういう意味で、私は服が大好きというわけではない。特別ファッショナブルなわけではない。
私はどちらかというと、悩みたくないから服を買う。それは特に今の会社で精神的に辛い思いをした時にもいかんなく発揮されて、同じような白いブラウスとカーディガンを6着も7着も買ったり、パンツも一気に5着くらい買ったり、ジャケットも何着も何着も買ってしまった。これは物欲というよりも、本当にただただ仕事に着ていく服で悩みたくなかったからに他ならない。
なんだか書いてて悲しくなってきた。
とはいえ、こんな私でもかわいい服を見れば上がるし、リーズナブルであればなお良くて欲しいと思ったりする。だって女の子だもん(?)
クローゼットの中は、ぜひそうやって自分でときめいて手に入れた服がきちんと収まっていて欲しい。仕事から身を守るための同じような服にそんなに大きくないクローゼットの体積を占拠されるのは、精神的にもよろしくないはず。
ここでてっとり早いのは、本当はこんまりさんのメソッドだと思うが、なにせときめかない服を全部手放したら今度は仕事に着ていく服がなくなってしまう。白いブラウスだってジャケットだって私には必要なものなのだ。
「1年間洋服を買わないチャレンジ」を通して、「本当に欲しいと思う服は何か」を知りたい。「足るを知ること」を実感したい。「今ある服で事足りること」「その中でも全然着ない服があること」を思い知りたい。少しでもネガティブな気持ちで服を増やす悲しい自分を解放してあげたい。
あ、だから私は「コーディネイトを毎日記録すること」というルールは除外しています。ファッション断食目的ではないので。
4ヶ月続けてみましたが、ファッションショップからのメルマガにときめいたり、先日買った石原さとみちゃんのスタイルブックにときめいたりと、結構な頻度で洋服にときめいている。買わないという前提があるのにも関わらず、洋服をみる回数は増えている気がする。ときめいたら、どこにときめいたのか自己分析する。いい効果だと思う。
ユニクロ感謝祭なんかで思わずレジに並んでしまったりもしたが、ふと我にかえって売り場に戻してきた。また会社用の服を買うところだった、危ない。
来年の2月には、少しでも意識が変わっているといいなぁ。
先日購入した石原さとみちゃんのスタイルブック。

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シンプルな仕事着をどうしたら一味変えられるか参考にしている。