女性と夜道についての雑感
バタバタした日々を送っていてちょっと日が空いてしまいました。
現在1:00。
前の会社の同僚と遅くまでご飯を食べていて、雨だったこともあり最寄り駅からはタクシーで帰ってきました。
私、貧乏性が故にちょっと前までひとりでタクシーに乗れませんでした。
どんなに酔っていても遅くても、雨でも風でも意地で歩いて帰っていたんです。
でも、世の中って物騒すぎやしませんか。
ナイフを人に刺してしまう人の多いこと多いこと。
満員電車でイライラして舌打ちしたり、文句言ったりしている人が近くにいると、車両を変えるほど恐怖を感じる。
電車が遅れて駅員さんに怒鳴り散らしている人、
道端で人の迷惑も顧みずにこの世の終わりみたいな騒ぎをしている若者、
なんだか最近他人が怖い。
自意識過剰でもなんでもなく、痴漢に狙われやすい女性というのはある程度決まっていると思います。
声が出せなさそうな人、
おとなしそうな人、
泣き寝入りしそうな人、
極度な露出をしている人。
たぶん顔がかわいいとかそうでないとか、そういう基準はそこになく、
狙いやすいかどうかなんだと思うんですけど、
それでいうと私はどうやら「狙いやすい人」だったんですね。
電車での痴漢、駐輪場でスカートを派手にめくられ逃走される、路上で胸を鷲掴みにされ逃走される、いちばんひどかったのは、全裸で待ち伏せされてそのまま路上で覆い被さられたことも。。
幸い全部大事にはいたらなかったんですけど、最後のは本当に恐怖でした。
周りに人がいたからよかったけれど、本当にひとりだったらどうなっていたことか。
ある冬のいっときは、夜道を歩く時は10歩ごとに振り返ったり、熱々のおでんをコンビニで買って、食べながら帰ったりしていました。
おでんは、襲ってきたらかけてやろうと思って。
傘を持っていたら、ちゃんとそれで撃退できるよう持って歩きました。
お金がない学生時代~20代は、そうしてなんとか過ごしました。
いよいよ30代になって、そういう意味では私も痴漢にがん飛ばせるくらいには成長しているので被害もなくなっていますが、余計な事件に巻き込まれないように保身しようと思うようになりました。
今まではもったいないと思っていたタクシー代も、身を守るためなら安い経費かなと。
飲み会などでどうしても遅くなるとき、ひとりで長い時間夜道を歩かないといけないとき。
タクシー代も飲み代の一部だと納得して、無事に帰宅することを目指しませんか。