足したり引いたり柔軟に生活していきましょう
台所にラックを設置してみたら、家事動線がよくなって台所仕事がめちゃくちゃ楽になったよという話です。1年前の引っ越しで食器棚を断捨離したのでずっと躊躇していたけれど、今の家のサイズと今の生活に合うものが導入できたのは大きい出来事。
このGWにWEB陶器市での散財によって食器が増えたこともラック導入の決め手となりました。お気に入りの食器を大切にしまうにはどうしたらいいかを本気出して考えてみた。
それまで無印良品のキャビネットに直乗せしていた電子レンジ、炊飯器をメタルラックに移動させた。ほかにも、シンク下に収納していたT-falのフライパン・鍋類、ガシャガシャして取り出しづらかったボウル類、トレイなどの場所としてみた。
毎日使うものの居場所を作ったというイメージです。
ビフォー写真です。引っ越ししたての頃に仮置きしたまま、1年以上電子レンジの上にトースターがあるっていう謎の配置だった……
シンクの上には備え付けのオープンラックが2段あって、そこにボウルやトレイ、サランラップ、アルミホイル、キッチンペーパーなどよく使うアイテムを置いていたんですけど、縦に狭いスペースだったので結局取り出しづらいし何よりも片付けしづらいのが悩みだった。
それらをラックに移したことで、オープンラックには毎日使う大皿や取り皿を置けるようになりました。お皿を食洗機から取り出したら、そのままラックに置いてお片付け完了っていう便利さ〜。ラックも、台所に立ったときに真後ろにあるので取り出しやすさに関しても問題なし。
家事動線がよくなると作業効率も上がるし片付けメンドクサイっていう気持ちも解消されてよい。私的にはお弁当に関する道具の居場所が定まって万々歳だし、夫的にもかなり使いやすくなったようで、昨日も夕飯を作ってくれたりしました。やったね。
無印良品のキャビネットはメタルラックの横に配置して相変わらず使っています。むしろキャビネット上に空きができたことで、ちょっとしたシステムキッチン感が出ていてよきよき。
家の間取りや形って本当にさまざまだなぁと感じた昨年の引っ越し。
「ここがあと少し大きければ」「この幅があと数cmあれば」「この備え付けの棚便利だけどちょっと邪魔かも」などなど、自分が思い描く理想の間取りなんてなかなかないもので、間取りに関しては完璧な理想にあてはめて家を探すのをやめてみた。
家の中で台所はいちばん頭を悩ませた場所。持っていた食器棚、キッチン家電、DINKSにしては大きめの冷蔵庫、食洗機を置ける台所のある部屋にはなかなか出会えなくて。本当に必要なものはなんだろうと考え直した結果、それまで必要だと信じて疑わなかった食器棚を手放すことにした。「足るを知る」の実践。
そんな感じで食器棚を手放した経験があったからメタルラックの導入にはかなり悩んだのだけれど、今の台所に合ったものを選べてよかった!それにもしこの先模様替えをしたり引っ越ししたりしても、メタルラックなら食器棚と違ってフレキシブルに使用できるかなと考えている。
DINKS・賃貸住まいのメリットは、その時その時に応じて暮らしのスタイルを柔軟に変えていけることだと思う。夫婦とも自宅にいる時間が増えた今、自分たちにとって必要なものを足したり引いたりしながら毎日の生活を楽しみたいものですな。
引っ越しについてのことも今度まとめたいと思います。
アイリスオーヤマ ラック メタルラック 5段 <キャスター付き> 防サビ加工 ポール径19mm 幅80×奥行35×高さ174.5cm メタルシェルフ スチールラック サビに強い SEM-8018
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: ホーム&キッチン
食器沼にハマりかけている私がWEB陶器市で散財した話
こんにちは、食器沼にハマりかけているみくこです。
食器は自炊の大事なモチベーション源だと思う!という勝手な正当化のもと、最近うつわを買う機会が増えました。2019年3月の引っ越しの際、だいぶ手放したはずなのにまただいぶ増えています…
というのも昨年はじめて参加した益子陶器市が楽しすぎて、今年のGWも益子にいるつもりでいたんだけど、コロナの影響で中止になってしまいました。悲しい。
ただ、こんな状況下だからこそ手作りの器使っておうち時間楽しんでよ!という運営さまの粋なはからいでWEB陶器市が開催されると知り歓喜!
そしてそれを機にオンライン開催の陶器市が他にもいろいろあると知って、このGWはいくつかの陶器市をネットサーフィンしました。陶器市初心者なのとアクセスの関係から行くなら益子と思っていたけれど、ネットの海を漂えば全国の陶器をこんなにたくさん堪能できる……
歩いて触れてひと目惚れとか、偶然の出会いとか、陶器市にきたのに陶器じゃない雑貨たくさん買っちゃった!とか、そういった陶器市ならではの醍醐味が体験できないのは寂しいけれどオンラインで陶器市を楽しめたのもすごく良かったのでポストします。
■益子焼
- 輪花深皿(中村哲雄さん)
深くてある程度大きくそれでいて絵になるお皿が一枚ほしいと思っていて購入。大皿はニトリで白のどシンプルなものだったので、おもてなし用にも使えそう。
今回の益子陶器市でお迎えした中村哲雄さんの深皿がすごくイイ #あさごはん pic.twitter.com/DOm8x7HH6Y
— みくこ (@1239mirai) 2020年5月16日
初めてのUberEatsはインドカレー屋のビリヤニでした。大変おいしかったです pic.twitter.com/li0FkNQuDa
— みくこ (@1239mirai) 2020年5月10日
- グラタン皿(陶房はせがわ)
昨年の引っ越しでグラタン皿を断捨離したことを後悔しておりよい出会いがあればほしいなぁと思っていた。こちらはセットでの販売だったんだけど自分だったら同じ色をセットにしてしまうところだったのでこの色の組み合わせは素敵ー。
- 掻き落とし線紋コーヒーカップ&ソーサー(ほーほー窯)
この柄が祖父が使用していたカップに似ている気がしてつい感傷的な思いから。届いてみると掻き落としが渋くてお気に入り。
このざらっとした感じかっこいい。
- スープカップふくむ朝食4点セット(四季陶房)
もともと欲しかったのはスープカップなんだけど色味はおまかせでこちらは朝食4点セット。スープカップ、小皿、足付き豆皿、箸置き。波打ち際のようなデザインと色が幻想的でよき。
- 蚊やり豚(光泉窯)
まさかこれを買う日がくるとは…。今年の夏に活躍させようと思います。
■波佐見焼と美濃焼
左下手前の2枚:きくわり楕円皿(波佐見焼)
左上:きくわり丸皿(波佐見焼)
右下:粉引マグカップ(美濃焼)
右上:サラダボウル(美濃焼)
きくわりのお皿が波佐見焼(長崎県)。九州地方って陶器ブランド多いのです。唐津も伊万里も九州なのだな。祖母が長崎の生まれで祖母宅には有田焼の器がたくさんあったなー。波佐見焼ははじめましてです。ネットの情報によると、安価で丈夫なので人気なのだそう。きくわり=菊割、形のことだよ。
丸福珈琲のTHEタルトを波佐見焼のきくわり丸皿に乗せたら花がひらいたよ
— みくこ (@1239mirai) 2020年5月11日
タルト、ビターでアーモンドがさくさくでおいしい #あさごさん pic.twitter.com/UplnPtekvb
このふたつが美濃焼(岐阜県)!いろんな記事を読んでみても美濃焼の特徴というものがむずかしいなー。これを機に勉強します。
粉引のかわいさ……こういうシンプルな粉引陶器でカップほしいほしいと思っていたけれど自宅にあるコーヒーカップの数を思うと冷静になってしまっていたのだった……。でも最近在宅の機会も増えたことだし思い切ってひとつ購入してみたよ。普通の陶器よりも脆いらしいので大切に使おう。
そしてトルコブルーが美しいサラダボウル。これは完全に色に一目惚れしました。こういうカタチの食器はなかったのでお迎えできてうれしい。
そういえばあつ森のDIYで作れる「すやきのしょっき」をリメイクしてできるもののひとつに「粉引」があるのだよ。すばらしい。かわいいのでカフェを模した我が家においています。
テレワーク日のドリップコーヒー。
テレワーク日のおうちランチ。
■有田焼
- 醤油差し
夫が醤油差しを使わない文化で育ったので断捨離したんですが、私は醤油差し文化で育ったので不便を感じていて。(醤油のペットボトルから直注ぎ難しくないですか)自分が使うようだけに買いました。唐草模様がすごくきれい。有田焼って少し派手なイメージがあったけれどそれだけ色彩豊かで模様が細かいのだと思うとまた違った感じ方になりますね。
器が増えたので台所を見直さないとあかんな……
益子に行っていたらこんくらい使うだろっていうどんぶり勘定の予算+益子に行くバス代約4,000円が加算されているからなー。
— みくこ (@1239mirai) 2020年5月9日
さらに「持って帰れる分しか買わない」っていう自制もきかないのがWEB陶器市
小さい頃は見えた世界 今は違う色のように
会いたいというよりも「つながりたい」が正しいんだけど「会いたい」という語意も含まれるので書いてみる。すごく個人的なことで、私がいま「会いたい人」についての話です。本当にただただひとりごと。
「あの人いまどうしているかな…」とふと考えてしまうことってないですか。ありますよね。私もその日そういう思いにとらわれて、そして仕事の休憩中になにげなく検索して見つけてしまったのだ。
見つけたときには我が目を疑った。
だってそれは私がはるか昔に設置したBBS*1で、そこにとても懐かしい人が私宛に書き込んだメッセージがあったのだ。カキコ*2の日付は今年の2月、最近じゃん!
何がすごいかって、そのBBSを設置していたホームページ(2007〜2008年くらいによく更新していた)はもう跡形もないというのにその人は検索してBBSに直接たどり着いてくれたこと。存在を忘れかけていたBBSに私もたまたまたどり着いて、偶然その書き込みを見つけられたということ。そしてその懐かしい人というのが友人というジャンルでは到底括れないような相手だということ。
友人じゃないなら何なんだよと自分でもつっこんでおりますが、よくよく考えてみても友人と呼ばせてもらっていいのかというのが正直なところで、憧れの人であり、私に自信をくれた人。そしてかつて相棒になってくれた人。
カキコを見つけたとき、うれしさと驚きとでフリーズした。
2月の書き込みだしもう見ていないかもしれない。その可能性は大いにあったけど興奮と懐かしさが勝って即座にレスをした。
即レスした後もしばらく興奮さめやらず、数時間後やっと冷静になってみてふと考える。……あれ、本人だよな? 昔友人だった人や当時を知る第三者があのBBSの存在に気づいて冷やかしでカキコしたという可能性もよく考えたら否定はできない。。昔はなりすまして嫌がらせなんてこともよくあったからなー
……と考え得るくらいの大きな存在の人なのです、その相手は。
その人は、自分がまだ高校生だったころにネット上で知り合いました。というかその人の作品が大好きで一方的に私がその人のHPに足繁く通っていたのだった。さらにその後いろいろあって、いっときだけ一緒に創作活動をすることになった相手なのだ。
彼女は当時大学生。自分の作品を素材として無料配布する個人サイトを運営していて、その人の作品はその界隈ではかーなーり人気だった。多くのHPにそのサイトのリンクが貼られていた。素材の人気だけにとどまらず、作品は形になって多くの人がそれを求めたものです。
●●といったらこの人!ってくらい有名で人気の作り手さんだった。だから当時そんなすごい人が私を見つけてくれたことが、私を創作のパートナーに選んでくれたことが、本当に奇跡的でうれしくて、天にも昇る心地だったんだよね。若すぎた私は図に乗ったりもしたことでしょう。
結局その創作活動は、相手の就職や私の迷走により続けることが困難となり終わらせることになったのだけど。住まいは新幹線の距離で離れており、顔を合わせたのは1度だけ?2回あったかな?ってくらい。
ただその活動ができたことはとてもうれしく、楽しく、その後も私の自信になりました。10年以上も前のことです。そのときに発表した作品の数々は、幼いながらもそのときの精一杯をつめこんだ大切なもので、いとおしくてしょうがないんです。
そんな人が私宛にメッセージを残してくれていた。そしてそれを運良く発見できた。カキコが本人かどうか という話に戻すと、私は本人だと思うことに決めた。私のレス届くといいな。そしてあわよくばもう一度つながれたらうれしい。インターネットのすみっこで起こった、私だけがうれしかったそんな出来事。
レスがその人に届いてつながることができたらまた報告します。届け…!
ちなみに私のHP遍歴は自分でも覚えていないくらいで、場所を変えときに名を変えいろいろとやってきました……。覚えているのだけでこんな感じ。
魔法のiらんど(複数)→ジオシティーズ→2Style.net→mixi→ジオシティーズ→JUGEM→Facebookやインスタ・・・and more!
我ながらどれだけネット上に拠点構えてんのって感じでテキストも絵も写真もいろいろ吐き出していたわけなんですけど、今となっては残念ながらそのほとんどが黒歴史です。(ただ黒歴史といえどそのときどきで出会えた人たちはかけがえのない存在で、今も交流がある人も何人もいて、黒歴史といふものも悪いものではない)
特にmixiにいたあたりは高校〜大学時代で、並行していろいろやっていたなぁ。なぜならオンでもオフでもいろいろあって用途に応じた吐き出し口が必要だったからです……。mixi、相当久しぶりにログインしてみたいんだけどIDである当時のガラケーのアドレスなど覚えているはずなどないのであった。
社会人になってだいぶネットでの人格も落ち着くようになりましたが(遅いか)、ただ落ち着いた後についふとエゴサして高校・大学時代の残骸を見つけたりするともうヤメテエエエエエエごろんごろんごろんとなっていたレベルで恥ずかしい過去です。よくあんなものを世界に向けて発信していたな!厚顔無恥!バカバカ!今現在はあらゆるワードの組み合わせで検索かけてみてももう全然ひっかからないんで少し気持ちが軽くなりました。ジオシティーズが昨年サービス終了したことで黒歴史は無事成仏したみたいです。ジオシティーズはインターネット遺跡。
当時を振り返るとよくまあそんなに書くことあったわねってくらいテキストを量産していて、それは今の自分にはないパワーと熱量で、思い返すとちょっと眩しい。今よりもはるかに饒舌に多角的にいろんなことを考えられていた若かりしあの頃。
その反動で今はこのような毒にも薬にもならないブログをやっているわけですが。(このブログを読んでいる夫からは「なんの事件もオチもないブログだよね」と言われる。知ってる……orz)
今週のお題「会いたい人」