おうちライフ

都内在住30代。共働き子なし夫婦の嫁が送る、気ままなおうちライフ

2019年11月 読書記録

複数の動画配信サービスに雑誌にとインプットの多かった11月。いろいろなものを常にチェックしていたつもりだけれど、読んだ本は少なめでした。久しぶりに読んだ伊坂作品がおもしろくてやっぱり小説を読む比重をもっと増やしたいと実感したりもした。

漫画は主にスマホKindleアプリで読んでいます。

ブラックフライデーのセールで小説や料理本もいくつかポチったけれど全然追いついていない。1-Click購入ボタンめっちゃ便利だけどポチポチしすぎちゃって困る。。

 

毎日すること。ときどきすること。

毎日すること。ときどきすること。

 

生活が乱れてきたなと思ったら有元葉子さんのエッセイを少し読むことにしている。よい年の重ね方がしたいな。今のうちにたくさんトライアンドエラーを経験して、私も私の「毎日すること」「ときどきすること」を見極めたい。 

 

シーソーモンスター (単行本)

シーソーモンスター (単行本)

 

小説BOCの螺旋プロジェクトという企画と知らずに読みました。
螺旋プロジェクトは、8組の作家による文芸の競演というおもしろい企画で、各作家は3つのルールにしたがって古代から未来までの日本で起こる出来事をストーリーとして成立させるというもの。壮大なプロジェクトだ!だがおもしろい!

とはいえ、ひとつひとつの作品が作品として完結しているので、全部つなげなくても楽しめますよというもので、伊坂さんの本作もとてもおもしろかった。
伊坂作品らしく主要な登場人物の視点からどんどん物語が進む。それらがあるとき突然噛み合ったりするから快感だし、今回はプロジェクトの主旨もあり、収録されている「シーソーモンスター」「スピンモンスター」それぞれの物語が微妙に絡み合っていてワクワクしてしまう。。
細かいこと言うと「シーソー」の宮子さん、かっこいいんだけど途中「叙述トリック?」ってくらいダメダメなところもあって(訓練は散々受けてきた、って言い訳するのに全然感情制御できていなかったり。)違う方向に深読みしちゃったりしたけれど総括して楽しく読めました。

プロジェクト全作追う気はなかったはずなのに、とりあえず時系列の近い2作品『天使も怪物も眠る夜』(吉田篤弘)と『死にがいを求めて生きているの』(朝井リョウ)は読んでみることに。楽しみー。こういう企画いいなー!

www.chuko.co.jp

 

生のみ生のままで 上

生のみ生のままで 上

 

上下巻。女性同士の恋愛もののため男女の恋愛とは違った視点、そして苦悩があり、感情の動きが生々しく描かれていました。愛ってこういうものだったなと思わされる。

私は洗練とは程多い人間だ。欠落は埋めようとすればするほど不自然に目立つから、あえてそのまま残しておく。気泡がたくさん入り込んで、表面が歪み波打った昔の窓ガラスのように。

綿谷りささんの繊細な心理描写や情景描写が好きで、うっとりしてしまう。

 

Ms.リリシスト~岩里祐穂作詞生活35周年Anniversary Album~

Ms.リリシスト~岩里祐穂作詞生活35周年Anniversary Album~

 

本というよりはCDです。詞やアーティストとの対談が載っていて、読み物としても素敵な一冊。

坂本真綾さんの曲から意識して知った岩里さんだったけれどご自身のキャリアが長すぎてあれもこれも岩里さんの作詞だった!っていう。今井美樹さんとの共作が多いんですね。そして菅野ようこさんの「坂本真綾デビュープロジェクト」に参加されて、以後親交が深いという。びっくりしたのはももクロの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」も岩里さん作詞だったこと!布袋さんとも縁深いらしいので、そっかーなるほど!

私の好きなワルキューレの曲も数曲作詞されているんですなぁ。

「プラチナ」「ヘミソフィア」「tune the rainbow」「約束はいらない」「ポケットを空にして」「パプリカ」「真昼が雪」「モアザンワーズ」「幸せについて私が知っている5つの方法」なんて名だたる曲たちの作詞が岩里さんです。

▼この対談記事好きでよく読んでいます。

realsound.jp 

朝井リョウさんって高学歴でリア充で同じクラスにいたら絶対に近寄りたくないタイプなんですけど、この人の作品は本当によくできていて読みやすくて安心して読める作家のひとり。なんでもないことを面白くする天才だなと。とりあえず電車のなかで笑いをこらえるのが大変でした。

原作は未読なんですが映画で観た「何者」っていう就活モノの作品もあの世代の人間の機微がすごくよく描かれていておもしろかったです。

朝井リョウさんも螺旋プロジェクトに参加しているみたいなので読みたい!

■漫画

10月記録に書き忘れ。無職中に読んだので34歳も無職も同じでした。
ただ、話を追うごとにちょっとずつ明らかになっていく無職さんの過去にうぐぐとなる。

 

Kindleのセールで1巻だけ。水城せとな作品は『失恋ショコラティエ』以来ですが1巻からドロドロな予感です。これからどうかき乱されていくのか展開が気になりすぎる。そして安定して絵が美しい。続きも読みたい。

 

突然ですがシャーマンキングは私の青春。
講談社から出版されたものをKindleに入れて読み直しています。集英社から移籍したみたい。終盤は読者側として私もだらけてしまったんだけど、大人になって改めて読み返してみたい。先日「シャーマンキング展」も行ってきました!出版20周年おめでとうございます。 

 

五等分の花嫁(1) (週刊少年マガジンコミックス)

五等分の花嫁(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

ハーレムものはあまり好きではないんだけど、会社の人がおもしろいと言っていたので食わず嫌いもなんだかなと思い試しに1巻だけ。絵がきれい。あと思っていたより勉強漫画(?)だった。でも基本ハーレムだった。

 

逃げるは恥だが役に立つ(2) (Kissコミックス)

逃げるは恥だが役に立つ(2) (Kissコミックス)

 

今更ですけど逃げ恥原作も買いはじめました。完全にドラマっ子で順序が逆になっちゃいましたがみくりと平匡さん、ゆりちゃん、風見さん、登場人物たちがどうなっていくのか楽しみたいと思います。 

ブログランキング・にほんブログ村へ