おうちライフ

都内在住30代。共働き子なし夫婦の嫁が送る、気ままなおうちライフ

2019年7月〜10月 読書記録

7月:忙しくしていたにも関わらずあれこれ読めた方かもしれない。仕事に関わる本を意識的に遠ざけてみたところ、急に読書欲が戻ってきた。仕事へのストレスが読み取れる。
8月:退職したいと申し出て面談ばっかりの日々で消耗。
9月:引き継ぎやら病院のストレスで消耗。 何もインプットしたくない病…
10月:晴れて無職!でも地元図書館、書架整理で長期休館があったりわたしも歩き回ったりすることが多くてそんなに読めず。

というわけでかなり雑食ですがまとめて読書記録です。 

寂しい生活

寂しい生活

 

先月から引き続きはまっている稲垣えみ子さんのエッセイ第2弾(という位置付けになるのだそう)。いかに家電を手放してきたかなどがつづられていますが、「便利」や「当たり前」をひとつ手離すというのは、やっぱり現代人からしたら結構覚悟のいることだと思った。 たとえばうちは食洗機や洗濯後の乾燥機を結構利用するんですけど、それがあることによって夫婦共働きのストレスを解消できていると感じるから。

 

震災の朝から始まった

震災の朝から始まった

 

阪神・淡路大震災の被災者への取材手記。わたしは当時小学生で、大震災のことをTVでしか知らなかったのだけれど、改めて被害の大きさと人々の生活が変えてしまったことを思い知った。

 

あつあつを召し上がれ (新潮文庫)

あつあつを召し上がれ (新潮文庫)

 

短編集。食卓や食にまつわる幸せな情景が丁寧に描かれていて、鮮やかで優しくて一気に読めた。小川さんの描写が好き。

 

噛みあわない会話と、ある過去について

噛みあわない会話と、ある過去について

 

怖い怖いと思いながらページ繰りが止まらない。子どもの頃チヤホヤされていたりすると大人になっても自分はそうであるべきみたいな勘違いをしてしまうのが共感できてしまい、自分も他者に対してそう接してしまっているのではないかと不安になった。よくこんなに緻密なテーマについて掘り下げられて面白くできるなぁ。すごいです。

 

アリス殺し (創元クライム・クラブ)

アリス殺し (創元クライム・クラブ)

 

かなりグロい。グロ系が得意じゃないので目をそらしたくなるようなシーンは多い。グロは多いしこの作者は初めて読んだけれど展開に引き込まれた。なんでもありの不思議の国。不思議の国での無意味な会話の下、自分本位の殺意に世界が翻弄されていく。

ルイス・キャロルのアリスは中学生くらいで読んでいるはずだったけれど、全く覚えていないし当時理解できたと思えない。不思議の国に関する単語や生き物がたくさん出てくるので、多少アリスの知識があるよう人は違う楽しみもあるのかも。
最後の追い込みやどんでん返しはめまぐるしかったけれど、パワハラ被害者の人があまり救われない世界線だったな。そこは消化不良。

 

朝が来る (文春文庫)

朝が来る (文春文庫)

 

養子縁組や少女の妊娠など社会問題について考えさせられる。NHKの「ねほりんぱほりん」で観た養子縁組の回でもかなり考えさせられたけれど、家族の形って単純に血縁だけじゃないし、幸せの形も普通の基準も本当に本当に多様だ。わたしは血のつながった母と血のつながっていない父との間に育って本当の父親のことを何も知らないけれど、それでいいと思うしいつかどこかで再会するのもまた有りだと思う。

 

女子社長の優雅で過激な毎日 ~「爆笑問題と私」の未来はどうなる?~

女子社長の優雅で過激な毎日 ~「爆笑問題と私」の未来はどうなる?~

 

太田夫婦が好きなので。いくつかのエピソードは別の著書で読んだことのあるものだったけれど不思議な夫婦だよなぁ。いや、これもまたひとつの家族の形なんだな。

 

意識のリボン

意識のリボン

 

取り留めのない小さな感情をひとつにまとめて、すぐにほどけてしまうリボンで束ねたような作品集。綿矢りさ流の感情表現が好きなので、よくわからない状況の話もあったけれどなぜか共感できるところが多々あるという。不思議で、なのに感じ入るものを書く稀有な作家さん。好き…… 

 

俺の弁当。

俺の弁当。

 

最近のお弁当作りに多大な影響を受けています。共働き夫婦で2児のお父さんである柴さんがお弁当を作ろうとしたきっかけや家族への思いがすばらしいなと。 

■漫画 

Kindleのセールで1巻だけ。よく漫画アプリの広告で見たことのあった作品だったので、突然エロ漫画展開になったらどうしようとドキドキしながら読んだ(偏見)。1巻はその展開なく安心。なろう小説が原作なんですね〜。 

 

トニカクカワイイ 1 (少年サンデーコミックス)
 

Kindleのセールで1巻だけ。畑先生が声優の浅野真澄さんと結婚された頃に連載が始まったので気になっていたのでした。超展開すぎてまだよくわからないけれど司ちゃんかわいい。

 

華中華(ハナ・チャイナ)(1) (ビッグコミックス)

華中華(ハナ・チャイナ)(1) (ビッグコミックス)

 

Kindleで期間限定無料だったので4巻まで。
稲垣えみ子さんが好きだと言っていたのと、稲垣さんの著書を読んでいたら炒飯が食べたくてしょうがなくなったので……設定は「!?」と思うものが多いんですけどいろんな炒飯が出てきてわたしは面白かったです。

gintomochi.hatenablog.com

 

約ネバおもしろすぎていろんな人にオススメしている。アニメがよくできていて、 わたしも最終的にはアニメでハマったのでちょっと騙されてたと思って1回観てほしい……。来年は2期もスタートします!
そして原作感想ですが何書いてもネタバレになりそうなのでどうしたものか。どうなるんだろうって展開で次巻も楽しみ。

それにしても大人になるとジャンプコミックスの刊行の早さに慄きます……

 

ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)
 

これも発売をいつも楽しみにしています。 いつかドラマ化もしくは映画化しそう。
5巻は叙述トリック…!!となった。謎解きとして読んでいる人がいたら可哀想なやつ。

 

凪のお暇 6 (A.L.C. DX)

凪のお暇 6 (A.L.C. DX)

 

ドラマがもうすぐ終わなーって頃に発売されたので、ドラマに寄っていくのか別展開なのか楽しみだった。それにしても凪も凪のお母さんも毒持っているよなぁ。凪のお母さんは自分の母を彷彿させる一面があって、漫画を読んだ後なんかは結構夢でうなされたりしてわたしもいまだに縛られてるーと恐ろしくなったりした。そして桃園さんの超展開に好感。

 

あいかわらず小説の類をあまり読めていません。読みたいんだけど、どうも過去に読んで好きだと思ったものばっかり読み返してしまう。

 

 

gintomochi.hatenablog.com

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